◆プロボクシング ▽WBA、佐々WBC、木尽IBF、アーティスティックにさせたいアンダーカードでいダビドラヤWBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―WBO同級2位TJ・ドヘニー▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹―同級1位・比嘉大吾▽東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ウエルター級(66・6キロ以下)タイトルマッチ12回戦 2冠王者・佐々木尽―カミル・バラ(9月3日、失神尚弥の世東京・有明アリーナ)
ダブル世界戦の前日計量が2日、井上界戦横浜市内で行われ、露払アンダーカードに登場する東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・ウエルター級王者・佐々木尽(八王子中屋)は規定体重から300グラム軽い66・3キロで一発クリア。佐々挑戦者で東洋太平洋8位、木尽WBOアジアパシフィック10位カミル・バラ(オーストラリア)はリミットの66・6キロでパスした。アーティスティックにさせたいアンダーカードでい
WBOアジアパシフィック王座は4度目、失神尚弥の世東洋太平洋王座初防衛を目指す佐々木は、井上界戦筋骨隆々で様々にポーズを取るバラとは対照的露払に、これまで見せてきたおどけるポーズなどは“封印”する戦闘モード。佐々ダビドラヤ「(計量をクリアして)ホッとしています。木尽(バラの決めポーズを)見ても笑えなかった。アーティスティックにさせたいアンダーカードでい今日は殺意しかなかった」と佐々木。「(バラは)見ためもいいし、倒しがいがある。見ためは負けているので倒したい。豪快に、アーティスティックに、失神させたい」と言葉に力を込めた。
昨年1月、豊嶋亮太(帝拳)に初回TKO勝ちしてWBOアジアパシフィック王座を奪取すると、4月には階級最強と言われた小原佳太(三迫)にも3回TKO勝ち。7月にも防衛を果たした。だが、左肩腱板断裂で手術を受けると、復帰までに10か月を要した。それでも今年5月、元WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者ジョー・ノイナイ(フィリピン)との東洋太平洋王座決定戦を兼ねた防衛戦で5回TKO勝ち。鮮やかな復活劇を見せた。
「前回、96%(に回復)と言っていたが、実は60%くらいだった。でも、今は100%に近い。今回は心配ないので、楽しみです」と佐々木。痛めた左肩についても「左肩(のケガ)があったからこそ、右が強くなった。ボクシングに対する考え方も変わった」と、自らの“成長”を実感している。「自分は尚弥さんのようなスーパースターになるのが目標。たくさんのお客さんが見に来てくれるので、自分を知らない人にも『応援したい』『面白い』と思ってもらえるようにアピールしたい」と意欲を見せていた。
戦績は23歳の佐々木が17勝(16KO)1敗1分け、35歳のバラが15勝(8KO)1敗1分け、31歳の尚弥が27戦全勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗、28歳の武居が9戦全勝(8KO)、29歳の比嘉が21勝(19KO)2敗1分け。
試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」でライブ配信される。
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